ポイント1
何から考えればいい?注文住宅の進め方

まずは今回の計画のおおよその予算をイメージしましょう。
そこから建築にかけられる予算が見えてきます。

次にこんな家に住みたいというイメージを膨らませ、家族で話し合いましょう。
間取り、デザイン、設備のスペック、素材の質感、耐震性などのスペックなどこだわりポイントは人それぞれです。

ちなみに住宅展示場の見学は参考程度にしておき、なるべく同じくらいの予算で実際に建てた建物を見学させてもらいましょう。

ポイント2
いつから始めればよい?注文住宅のスケジュール

家を建てる工期がどれくらいかをみなさま気にされます。
もちろん工法等によっても異なりますが、工法等による違いはせいぜい1~2ヶ月程度です。それよりもスケジュールに影響するのがプランなどの設計打ち合わせです。

設計打ち合わせ期間は最短で3か月ですが、間取り、キッチンやお風呂などの設備機器、建材や仕様など、決めるべき内容は多岐に渡りますから、時間の余裕は持ちたいものです。
入居したい時期の1年前には検討を開始することをおすすめします。

ポイント3
建物の構造は?

住宅の構造には主に木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造があり、それぞれメリット・デメリットがあり、工期やコストなどの違いがあります。
ハウスメーカーの場合には、さらに独自の工法があります。敷地条件や予算、どんな家にしたいかといった希望に合う適切な選択をすることが大切です。

また、考えておくべきなのが将来のリフォームのしやすさです。今は昔と比べてロングライフになっています。家族のライフスタイルの変化に対応できるようにしておきましょう。

ポイント4
建築費の目安は?

注文住宅を検討していくと「坪50万」とか「坪60万」とかをよく耳にします。例えば30坪3LDKを建てる場合、「坪50万」だと30坪×50万=1500万円の予算で考えればよいかといわれるとそうではありません。会社によっても異なりますが、一般的に坪単価とは「本体工事費」を指します。

本体工事費は費用全体の7~8割であり、その他付帯工事として屋外の電気・給排水・ガス工事や照明、外構や地盤改良工事などが別途必要です。
さらに建築後の登記費用、ローン関係費用、火災保険等の諸費用も必要ですので注意しましょう。

ポイント5
計画地によって建築費が変わる!?

同じ建物でも、計画地の敷地条件によって建築費が大きく変わりますが1つは地盤です。地盤調査の結果によっては、改良工事が必要な場合があります。
次に道路です。道路が狭い場合は工事車両や大型重機が近づけないため、工事資材の搬入や建築に多くの手間がかかりコスト増要因となります。

また、擁壁が必要な場合や、地下車庫、外部階段が必要な場合も想定外の費用が必要な場合がありますので注意しましょう。