気になる物件があるけれど、決めてよいのかどうか悩まれている方はいらっしゃいませんか?
今回は金融理論の心理学と共に購入の決断のポイントをアドバイスさせていただきます!
お金や物の価値が変わる心理とは?
人の心理は面白いもので、金銭感覚がシチュエーションによって変わることがあります。
金融理論で使われている心理学行動ファイナンスは日常生活のあらゆるシーンで見受けられます。
例えば、お財布に5,000円しか入っていなければその中の3,000円を使うのは躊躇してしまいますが、クレジット払いにすると気が大きくなることはありませんか?
また日常生活の中で、例えばドライヤーが壊れて買わなければいけないとき、「本当はD社のドライヤーが欲しいけれど贅沢はせず1万円以下のもので抑えようか」と節約モードになれますが、引越しの際、大金が動くタイミングで家具や家電を買い替える時は、金銭感覚がいつもと変わってしまい、D社の掃除機を躊躇なく買ったりしても、さほどお金を使っている気がしないものです。
これは「心理会計」によるものです。
バーゲン会場で、ふと見たときは思わなくても、1点ものを他人が手に取った瞬間、あっそれ欲しいと思うことがあります。人が手にしているものは良くみえるものです。
人は利益を得た時より損失感の方が大きく感じる傾向があるようです。これを「プロスペクト理論」と言います。
不思議と自分がいいと思ったものは、同時に他の人もいいと思っていることが多いものです。
まさに「物件」もそうなのです!
インスピレーションで決めてはいかがですか?
人生の中でおそらく一番高い買い物であろう住まいは、そんなに簡単には決められないとお考えの方が多いようです。
金額はもちろんのこと、環境、間取り、方位、駅距離、教育環境、インフラ関係、中には家相・風水にこだわる方も・・決めるにあたり重要な条件のポイントはたくさんあります。
しかし、ほとんどの方が限られた予算内で決めなければなりません。ゆえに理想を100%満たす物件はほぼありません!
物件を探していてとても気に入った物件があったとします。
不動産会社の営業担当から「この物件は人気があり、他に迷っている方がいるので、早く決めたほうが・・」と言われたらどう感じますか?
「そんなことを言って煽って売ろうとしているだろう、数か月売れていない物件なのに」と逆に興味を失ってしまう方もいれば、「大変だ、もっと他の物件も検討したたかったが、他の人に取られたらと思うとこの物件に決めた方がいいのか」と焦ってしまう方、と人それぞれです。
「不動産会社の営業担当から申し込みをすすめられ、決断できないでいるうちに他の人に決められてしまいました。申し込みすれば良かったな…」と物件を逃してしまってからお話に来られる方が今までたくさんいらっしゃいました。
コンシェルジュが紹介する提携パートナーは真摯に向き合ってくれる営業担当ばかりです。営業担当がおすすめした物件は本心でおすすめしていることが多いと実感しています。
いい!と思った物件は、「ここに何を置いて、ここは誰々の部屋で、」などイメージが沸いてきてワクワクするものです。「ここで暮らしたらどんな楽しい時が過ごせるだろう!」と思えたらそれが決め手と信じてよいと思います。
もちろん完璧な物件はありませんから、何かしら満足できない点はあります。「ここがもう少しこうだったら」と。それはきっとウキウキ感がカバーしてくれるのではないでしょうか。
それより「オンリーワン」の物件がなくなった時の悲しみは辛いものです。
「あの物件が忘れられない、他どれを見てもいいと思えない」と中には10年以上探し続けておられる方もいるほどです。
決断するときは思い切りが必要です!
清水の舞台から飛び降りるつもりで!!