ソファはあって当たり前?
住まいに関するご相談では、新築・リフォーム・購入・賃借に関わらず、家の中の「もの」についてのお話にも至ります。
新しい住まいに必要なものとして、家電製品の他にソファも定番化しているようです。
新居に合うソファを探して家具屋さんを巡り、あれこれ思案するのは楽しい悩みですが、行き詰る悩みとなることもあります。
他の家具とのバランスを考えると「ソファはL型にしてテレビが観られるように」「ゴロンと横になれる位の大きさはほしい」という希望が難題と化す場合も少なくありません。
必要なものは人それぞれ
くつろぐ時、来客の時、すっかりリビングの定番となったソファですが、「ソファはもう置きません」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
脱ソファを決められたのは、次のような理由でした。
「ソファに座るよりも、床に座ってソファにもたれる時間が長いことに気が付いた。」
「部屋を広く感じるように背もたれの低いソファを選んだら、座ってもあまりくつろげない。」
リフォームを機にソファからパーソナルチェアに切り替えられたお客様は、
「リクライニングもできるし、頭までもたれられるからくつろぎ感が違うんです。ここに小さなテーブルも付いているから飲み物も置けて映画館みたいだよ!」と満喫なさっていました。
この方にとって必要なのは、「ソファ」ではなく「くつろげること」だったのですね。
何が必要なのかは、人それぞれ。「念願だったこのソファが家にあるだけで嬉しくなる!」という方もいらっしゃることでしょう。