マンション売却に強い不動産会社の選び方を徹底解説!大手と中小の違いは?

マンション売却に強い不動産会社の選び方を徹底解説!大手と中小の違いは?

マンション売却を成功させるには、信頼できる不動産会社を選ぶことが何よりも大切です。

不動産会社といってもいくつかの種類があり、大手不動産会社なら安心というわけでもありません。

得意なエリアやサービス内容、売却手法などに違いがあるため、選び方や見極め方を押さえておきましょう。

この記事では、マンション売却に強い不動産会社の選び方、確認しておきたいポイントについて解説します。

マンションの売却を依頼できる不動産会社の種類

まずは、マンション売却を依頼できる不動産会社の種類、それぞれの違いを説明します。

不動産仲介会社


不動産仲介会社とは、マンションを売却するにあたって買い手との間に立ち、仲介をしてくれる不動産会社です。

主に、以下のような業務を請け負ってくれます。

  • 物件の査定
  • 物件情報の公開
  • 物件案内
  • 売買条件の交渉
  • 重要事項の説明
  • 売買契約書類の作成
  • 物件の引き渡し

売却活動に必要な査定や募集、内覧の対応や条件交渉も任せられるため、売り手側の負担を大きく減らすことができます。

また、マンションをより高く売るためのサポートをしてくれるのも仲介業者のメリットです。

ただし、仲介業者を通じてマンションの売却が決まると、売り手側は売却価格に応じた仲介手数料を支払う必要があります。

仲介手数料は法律によって上限額が定められているため、どの仲介業者を選んでも概ね同程度の金額になるでしょう。

例えば、マンションの売買価格が3,000万円の場合、仲介手数料は105万6,000円(税込)となります。

不動産仲介会社に依頼する際は以下のような注意点があります。


  • いつ売却できるか分からない
  • 必ず売却できるとは限らない
  • 依頼から完了までに時間がかかる


マンションの売却を不動産仲介業者に依頼する場合、一般的には3ヶ月程度、物件によっては1年以上の時間がかかるケースもあります。

そのため、急いで売りたい、今すぐ売りたいなど、マンションの売却を短期間で終わらせたい方にとっては向かない可能性もあるでしょう。

不動産買取会社


不動産買取会社とは、不動産を直接買い取ってくれる不動産会社のことです。

中古車や中古ピアノの買取会社と同じように、「安く買い取って高く売る」仕組みとなっています。

築年数が古いマンションの場合は、不動産会社のほうでリフォームやリノベーションを行って再販するため、買取を断られるケースは少ないでしょう。

不動産買取会社の場合、1~3ヶ月程度の短期間で売却が完了するというメリットがあります。

仲介手数料を支払う必要がないケースも多いです。

ただし、売却価格は仲介と比べて下がるのが一般的なため、マンションをできるだけ高く売りたいという方には向かないかもしれません。

マンション売却を依頼する不動産会社は大手・中小どちらが良い?

マンション売却を依頼するうえで、「大手不動産会社を選べば間違いない」と考える方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

大手には大手の、中小には中小の良いところがあり、どちらが適しているかは売却するマンションや状況によって異なります。

ここでは、大手不動産会社と中小不動産会社の特徴を、それぞれ紹介していきます。

大手不動産会社の特徴



大手不動産会社には、以下の3つの特徴があります。

  • 全国展開している
  • 知名度が高い
  • 幅広い事業を手がけている


大手不動産会社の場合、全国展開しているケースが多く、高い集客力を誇ります。

また、不動産売買の仲介だけではなく、新築物件の販売、賃貸事業やリフォーム事業を手がける大手不動産会社も多いため、不動産に関して幅広い相談に乗ってくれる可能性が高いです。

ただし、大手不動産会社の場合、特定のエリアに関する情報収集力という面では、地域密着型の中小不動産会社よりも劣る場合もあります。

1人の営業担当者が担当する物件数も多いため、マニュアル通りの対応になりがちで、柔軟で手厚いサポートを期待する場合は、不満を感じることもあるかもしれません。

中小不動産会社の特徴



中小不動産会社には、以下の3つの特徴があります。

  • 地域に密着した営業をしている
  • 顧客との距離が近い
  • 創意工夫して営業をしてくれる


中小不動産会社は、地域に根ざした営業をしているケースが多いです。

地元に強力なコネクションを持っている会社も少なくないため、地元の買主を見つけやすいというメリットがあるでしょう。

また、1人の営業担当者が担当する物件数も、大手不動産会社よりは少ない場合が多いため、創意工夫を凝らした手厚いサポートが期待できます。

担当者との距離も近く、柔軟な対応もお願いしやすいでしょう。

ただし、中小不動産会社の場合、広告宣伝力や知名度については大手不動産会社に劣ります。

また、賃貸事業の仲介がメインで不動産売買の仲介経験は少ないというケースもあるので、しっかりと見極めることが大切です。

マンション売却で不動産会社を選ぶポイント

マンションの売却を決めたら、まずは信頼できる不動産会社を見つけましょう。

続いては、マンション売却を依頼する不動産会社の選び方、注目したいポイントや注意点を紹介します。

実績を確認する



不動産会社には、それぞれ得意分野と不得意分野があります。

売却を希望するエリア内での実績を確認したうえで、同一マンションや近隣マンションの売却実績のある不動産会社を選びましょう。

不動産会社の実績については、ホームページで公開されているケースがほとんどです。

また、地域の情報に詳しい不動産会社を選ぶことも大切です。

その地域を良く知る不動産会社のほうが、適正な査定結果が得られる可能性が高く、独自のネットワークを持っている場合もあります。

売却手法を確認する



不動産会社によって、物件情報の公開方法や募集の仕方など、売却手法が異なる場合があります。

大手不動産会社は、自社ブランドを活かした広告宣伝が得意です。

中小不動産会社の場合は、チラシをポスト投函する、ホームページ上に公開するなど、どんな手法が用いられるかを事前にヒアリングしておくと安心です。

複数の不動産会社を比較する



不動産の査定は複数の不動産会社に依頼しておくと、比較しながら検討することができます。

不動産会社によって査定額に差がある場合は、金額の交渉もしやすくなるでしょう。

一社ずつ査定を依頼するのが面倒な場合は、不動産一括査定サービスを利用するのも一つの方法です。

ただし、不動産一括査定サービスにはメリットだけではなくデメリットもあります。

詳しくは以下の記事をぜひ参考にしてみてください。

不動産一括査定にはデメリットもある!注意点やトラブル回避の方法を解説

担当者を信頼できる



マンションの売却で不動産会社を選ぶときは、営業担当との相性も大事なポイントです。

マンション売却は、仲介の場合、一般的に3~6ヶ月程度かかると言われています。

長い場合は1年以上のお付き合いになることもあるかもしれません。

担当者に対して不審感を覚えたり、なんとなく苦手だなと感じる場合は、避けたほうが無難です。

質問に対して丁寧に答えてくれたり、デメリットやリスクもしっかり説明してくれるなど、信頼できると感じた担当者に依頼するようにしましょう。

無料相談を活用する


素人がマンション売却に強い不動産会社を見極めるというのは、そう簡単なことではありません。

不動産会社の選び方に迷ったら、専門家の意見を借りるのも一つの方法です。

例えば、東急株式会社の「住まいと暮らしのコンシェルジュサービス」は、宅建士や建築士などの専門家、不動産に関する知識と経験が豊富なスタッフからのサポートを無料で受けられる相談窓口です。

店舗やオンラインで気軽に利用でき、目的や要望に合った不動産会社を紹介してもらうことも可能です。

マンション売却で不動産会社を選ぶポイント

マンションの売却を決めたら、まずは信頼できる不動産会社を見つけましょう。

続いては、マンション売却を依頼する不動産会社の選び方、注目したいポイントや注意点を紹介します。

実績を確認する



不動産会社には、それぞれ得意分野と不得意分野があります。

売却を希望するエリア内での実績を確認したうえで、同一マンションや近隣マンションの売却実績のある不動産会社を選びましょう。

不動産会社の実績については、ホームページで公開されているケースがほとんどです。

また、地域の情報に詳しい不動産会社を選ぶことも大切です。

その地域を良く知る不動産会社のほうが、適正な査定結果が得られる可能性が高く、独自のネットワークを持っている場合もあります。

売却手法を確認する



不動産会社によって、物件情報の公開方法や募集の仕方など、売却手法が異なる場合があります。

大手不動産会社は、自社ブランドを活かした広告宣伝が得意です。

中小不動産会社の場合は、チラシをポスト投函する、ホームページ上に公開するなど、どんな手法が用いられるかを事前にヒアリングしておくと安心です。

複数の不動産会社を比較する



不動産の査定は複数の不動産会社に依頼しておくと、比較しながら検討することができます。

不動産会社によって査定額に差がある場合は、金額の交渉もしやすくなるでしょう。

一社ずつ査定を依頼するのが面倒な場合は、不動産一括査定サービスを利用するのも一つの方法です。

ただし、不動産一括査定サービスにはメリットだけではなくデメリットもあります。

詳しくは以下の記事をぜひ参考にしてみてください。

不動産一括査定にはデメリットもある!仕組みや使い方、注意点を解説

担当者を信頼できる



マンション売却で不動産会社を選ぶときは、営業担当との相性も大事なポイントです。

マンション売却は、仲介の場合、一般的に3~6ヶ月程度かかると言われています。

長い場合は1年以上のお付き合いになることもあるかもしれません。

担当者に対して不審感を覚えたり、なんとなく苦手だなと感じる場合は、避けたほうが無難です。

質問に対して丁寧に答えてくれたり、デメリットやリスクもしっかり説明してくれるなど、信頼できると感じた担当者に依頼するようにしましょう。

無料相談を活用する



素人がマンション売却に強い不動産会社を見極めるというのは、そう簡単なことではありません。

不動産会社の選び方に迷ったら、専門家の意見を借りるのも一つの方法です。

例えば、東急株式会社の「住まいと暮らしのコンシェルジュサービス」は、宅建士や建築士などの専門家、不動産に関する知識と経験が豊富なスタッフからのサポートを無料で受けられる相談窓口です。

店舗やオンラインで気軽に利用でき、目的や要望に合った不動産会社を紹介してもらうことも可能です。

マンション売却を依頼する不動産会社の見極め方

マンション売却にあたって複数の査定結果を受け取ったら、次はどの不動産会社が信頼できるかを見極めなければいけません。

しかし、マンションの売却を何度も経験したことがあるという方は非常に少なく、不動産会社を見極めるのは、簡単なことではありません。

続いては、不動産会社を見極める方法として、注目したい点をいくつか挙げて解説します。

査定額が妥当かどうか



マンションの売却活動は、物件の査定からスタートします。

査定方法には以下の2つの種類があり、マンション売却時には無料で依頼できるケースが多いです。

机上査定(簡易査定)



机上査定とは、不動産会社の担当者が登記簿謄本や図面などのデータを確認し、周辺の相場状況などを考慮しながら行う査定方法です。

実際に物件を訪れることなく査定ができるので、最短1日〜一週間程度で査定額を提示してもらえます。

訪問査定(実査定)



訪問査定とは、不動産会社の営業担当者が実際に物件を訪問し、現地で行う査定のことです。

データだけでは確かめられない物件の状況を詳しく調査し、精度の高い査定額をだすことができます。

2つのうち、より精度の高い査定結果を受け取れるのは「訪問査定」です。

マンション売却で不動産会社を比較する際は、査定結果だけではなく、査定方法にも注目しましょう。

また、「1番高い査定額を提示してくれた不動産会社に依頼しよう」と考える方もいるかもしれませんが、査定額はあくまでも「この価格で売れそうだ」という予想の金額でしかありません。

実際にその金額で売買が成立する保証はなく、競合と差をつけるために、相場以上の高額な査定額を提示する不動産会社もあるようです。

一方で、相場よりも安い査定額を提示する不動産会社は、手間をかけずにマンションを売却したいと考えている可能性もあります。

信頼できる不動産会社を見極めるには、自分でも売却相場を調べたうえで、提示された査定額に疑問がある場合は、なぜその金額になったのか、査定の根拠を確認すると良いでしょう。

査定額の根拠について、納得のいく説明をしてくれる不動産会社なら、信頼できるのではないでしょうか。

宅地建物取引業者免許の許可番号を確認



不動産会社は、店舗やHPなどで「宅地建物取引業者免許の許可番号」を公開しています。

実は、この番号から不動産会社の営業年数を知ることができます。

許可番号は、「国土交通大臣(●)第XXXXXX号」や「東京都知事(●)第XXXXXX号」という形で表記されます。
この(●)に入る数字がポイントです。

宅地建物取引業者免許は5年更新制のため、更新するたびに数字が1から順に増えていきます。

つまり(1)なら営業が5年未満、(2)なら営業5年以上であることが分かるのです。

もちろん、営業年数が短いからといって、その不動産会社が良くないというわけではありません。

しかし、地域密着型の不動産会社であれば、営業年数が長いほど地元の情報に精通している可能性は高いため、不動産会社を見極めるための目安の一つとして確認してみましょう。

店内の雰囲気や従業員の様子を確認



マンション売却を依頼するとなると、大切な個人情報を不動産会社に預けることになります。

ずさんな管理体制の会社には依頼したくないと考える方も多いはずです。

不動産会社の管理体制がしっかりしているかどうかは、店内の雰囲気や従業員の様子でも感じられるかもしれません。

店内の清掃が行き届いており、ご案内資料などがきちんと整頓されている会社なら、個人情報もしっかりと管理してくれる可能性が高いです。

店内の雰囲気や働いている従業員の様子も確認したうえで、「信頼できる」と思えるかどうかが重要なポイントです。

住宅ローンや税金・法律などの質問をする



マンションを購入する買主は、購入代金や税金など、費用について気にするケースが多いです。

そのため、住宅ローンや税金に詳しい営業担当者のほうが、信頼できると言えるでしょう。

抜き打ちテストのようで気乗りしないかもしれませんが、営業担当者の知識の有無を確認するには、こちらから質問を投げかけてみるのもおすすめです。

住宅ローンや税金、法律など、どんな質問にも的確に答えてくれる営業担当者なら、安心してマンションの売却活動を任せられるのではないでしょうか。

口コミを参考にする



マンション売却を依頼する不動産会社の見極め方として、口コミを参考にするという方法もあります。

もちろん、不動産会社や営業担当者との相性は人それぞれであり、インターネット上の口コミがすべて正しいとは限りません。

口コミだけを信じるのではなく、参考情報の一つとしてチェックしてみましょう。

マンション売却を依頼する不動産会社との契約方法

マンションの売却を依頼する不動産会社が決まったら、次は契約を行います。

不動産会社との契約方法には以下の3つの種類があるため、それぞれの違いを理解しておくと、スムーズに契約を進められるでしょう

専任媒介契約



専任媒介契約は、複数の不動産会社との重複契約はできず、1社とのみ契約を行う方法です。

依頼主が自分で買主を見つけた場合は、直接売買取引が可能です。

不動産会社は1社に絞る必要がありますが、不動産流通機構(レインズ)へ7日以内の登録義務や、14日に1回以上の販売状況報告義務などがあり、積極的に売却活動をしてもらえる可能性が高いです。

ただし、専任媒介契約は拘束力の高い契約方法なので、有効期限は3ヶ月以内とされています。

専属専任媒介契約



専属専任媒介契約も、複数の不動産会社との重複契約はできず、1社とのみ契約を行います。

依頼主が自分で買主を見つけた場合も、直接売買取引を行うことはできないのが特徴です。

不動産会社を1社に絞る必要がありますが、不動産流通機構(レインズ)へ5日以内の登録義務や、7日に1回以上の販売状況報告義務などがあり、積極的な販売活動を約束してもらえます。

専属専任媒介契約も、専任媒介契約と同じく拘束力が高い契約方法なので、有効期限は3ヶ月以内です。

3ヶ月以上の契約を交わした場合も、法的な効力を発揮するのは3ヶ月までとなります。

一般媒介契約



一般媒介契約は、複数の不動産会社と重複して契約できる契約方法です。

もちろん、依頼主が自分で買主を見つけて直接売買取引を行うことも可能です。

不動産会社を一社に絞る必要がないというメリットはありますが、不動産流通機構(レインズ)への登録義務や販売状況の報告義務はないため、積極的な売却活動を約束するものではない点に注意が必要です。

マンション売却時の不動産会社選びはコンシェルジュに相談しよう

マンション売却時の不動産会社選びに迷ったときは、東急株式会社の「住まいと暮らしのコンシェルジュ」をご利用ください。


住まいと暮らしのコンシェルジュでは、お客様のマンション売却活動を中立の立場でサポートしています。

コンシェルジュは宅建士や建築士といった専門的な資格を有するプロです。

豊富な知識と経験をもとに、お客様のお悩みや疑問が解消するまで丁寧にサポートいたします。

東急株式会社と業務提携をしている会社は200社以上あり、仲介会社や買取サービスを行っている会社など、幅広い選択肢の中からお客様に合った会社を紹介させていただきます。

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相談はすべて無料なので、ぜひお気軽にご利用ください。