我が家は築30年になる戸建てです。最近、両親との同居を機に浴室とトイレのリフォームを行いました。
浴室は築年数の経っている住宅でよく見かけるタイル張りで、窓は二箇所ありました。お風呂から坪庭が見えるというコンセプトで、大きな窓は明るくてとても良いのですが、冬はとにかく寒いのが難点でした。大きな窓からは冷気が伝わり、床のタイルは氷のように冷たく、まるで外にいるよう。リラックスできるはずのお風呂が苦痛なものになっていました。また、大きな窓の内側に設置されたブラインドに溜まった埃は、湿気で頑固にこびりつき、掃除がしづらいのも悩みの種でした。
トイレは初期の大きな温水洗浄便座が場所を占領し、うまく作動しないこともしばしば。2階のトイレはウォーム機能のみだったので、これらも併せてリフォームに踏み切りました。
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水廻りのお掃除 どうしていますか
水廻りのお掃除 どうしていますか
水廻りのお掃除というと、なかなか気が進まないものですよね。ベタベタした油汚れ、水垢のヌメリ、嫌な臭いなど、できれば見なかったことにしてしまいたいなんて思ってしまいませんか。
「掃除」というとなんだか気構えてしまい、嫌な気持ちが増して、つい後ろ向きになってしまいます。
そんな私は掃除用具を使ってしっかり「掃除」ではなく、自然素材や身の回りのものを使って気負わずに日々の「習慣」に取り入れています。毎日の習慣として行うと汚れもたまりにくくなり、いつでも気持ちよく使うことができます。
例えば、私は以下のものを使って「習慣」にしています。
【薬剤】
■セスキ炭酸ソーダ
■重曹
■クエン酸
【布】
■着古したTシャツを5㎝×20㎝くらいに切ったもの
(この大きさにするとフロアモップのヘッド部分に取り付けることもできて重宝します。)
■使い古しのストッキングを小さく折りたたんだもの
水200㏄に対して小さじ1くらい加えたセスキ炭酸ソーダ水・クエン酸水をそれぞれ作り、お気に入りのスプレーボトルに入れてキッチンやトイレに置きます。お気に入りのスプレーボトルなら気持ちも盛り上がりますし、インテリアとしてもなじみます。カットしたTシャツやストッキングは各所の棚の取り出しやすいところに収納し、使用して汚れたら捨てます。エコで地球に貢献している気分になれるのも満足のひとつです。
既にご存じの方も多いとは思いますが、この三大救世主の特徴を知ることで、汚れの成分に合わせた使い分けができます。
■セスキ炭酸ソーダ
油・皮脂に効果を発揮。重曹よりアルカリ性が少し強いため、重曹では落としにくいガンコな油や皮脂汚れもラクに落とすことができます。
■重曹
油・皮脂に効果を発揮。セスキ炭酸ソーダと比較するとアルカリ性は劣りますが、研磨力に優れているため、焦げ付きやヌメリを落とすことができます。
■クエン酸
水垢や尿石などのアルカリ性の汚れに効果を発揮します。そこまで強くはない酸性と言えます。
私が行っている「習慣」をご紹介します。どれも非常に簡単なことですが、毎日行っているとキレイが続き、その喜びが「習慣」となって自然に続きます。気負わずにできるということと前向きな気持ちが続けられるコツです。
【キッチン】
油汚れがメインなので、セスキ炭酸ソーダスプレーを置いています。
■食器を洗い終わった後にセスキ炭酸ソーダ水をコンロ廻りやシンク廻りにスプレーし、カットしたTシャツで拭きとる。
■水栓金具はストッキングで拭く。
■週に1度くらいは、排水溝に重曹とクエン酸の粉をふりかけて水を流す。薬剤が反応して発泡するので、この泡でヌメリや汚れを剥がす。しばらくおいてから洗い流し、パイプ用洗剤を注入。
■コンロ廻りの焦げ付きには重曹の粉に水を混ぜてペースト状にしたもの(重曹:水=3:1くらい)使ってTシャツでこする。
【トイレ】
水垢や尿がメインなので、クエン酸スプレーを置いています。
■夜にトイレを使用した後に便器内にクエン酸水をスプレーし、ブラシで優しくこする。
■トイレットペーパーにクエン酸水をスプレーし、便座の表と裏を拭いて、そのままトイレに流す。
■週に1度くらいは床と壁にクエン酸水をスプレーし、Tシャツで拭く。
■尿石がひどい場合には、市販の酸性洗剤を便器内に回しかけ、一晩おいてからブラシでこする。
【洗面所】
皮脂や水垢がメインなので、セスキ炭酸ソーダスプレーをキッチンから持ってきて使います。
■夜に洗面台を使用した後に洗面台廻りと洗面ボウルにセスキ炭酸ソーダスプレーをかけ、Tシャツで拭く。
■水栓金具はストッキングで拭く。
■週に1度くらいは、排水溝に重曹とクエン酸の粉をふりかけて水を流す。薬剤が発泡しヌメリや汚れを剥がす。洗い流してパイプ用洗剤を注入。
【浴室】
■最後の入浴後に浴室全体に温水シャワーをかけて飛び散った石鹸汚れなどを落とす。
■Tシャツやワイパーを使って水気を拭きとり、窓を開けて換気する。
■週に1度くらいは、排水溝に重曹とクエン酸の粉をふりかけて水を流す。薬剤が発砲しヌメリや汚れを剥がす。洗い流してパイプ用洗剤を注入。
■浴槽には重曹の粉とクエン酸スプレーを使い、スポンジでこする。
■洗面器や椅子などのヌメリが気になったら、浴槽の残り湯に重曹の粉を入れ、その中に洗面器などを漬け置きに。
水廻りのお掃除を放っておくと、不衛生になるだけでなく、時には大きなトラブルを招いてしまうこともあります。
私が水廻りのお手入れを意識するようになったのは、かつて実家でキッチンの配管が詰まって大事に至ってしまってからです。実家は戸建ての2階部分に水廻りが集中しており、キッチン下の1階天井から水がポタポタ落ちてくるような状態になったために施工会社を呼んだところ、1階天井を剥がして配管を取り出す大がかりな作業になってしまい、多大な費用を投じる結果となってしまいました。原因は油の詰まりだったようで、出てきた大きな塊の恐ろしい姿に衝撃を受けたものです。
そんなことがあって以来、水廻り全般の配管の詰まりに恐怖心を抱くようになり、それがきっかけで水廻りのお手入れを心掛けるようになりました。食器についた油物はそのまま流さずにキッチンペーペーで拭いてから洗うなど、汚れを発生させない工夫もしています。
日々の簡単なお手入れでも、続けることで毎日気持ちよく使うことができますが、見えない部分や大がかりなお掃除については思い切って専門業者に依頼することをお勧めします。日々のお手入れができていれば、専門業者に依頼する部分も明確で気持ちもラクになると思います。
コンシェルジュでは、水廻りクリーニングや配管のお悩みに関する提携会社のご紹介を行っておりますので、お気軽にご相談ください。最近はお掃除のしやすいお風呂やキッチン、トイレなども各種ございますので、リフォームについてもご相談いただけます。
配管は人間で例えれば血管のようなもの。毎日使用する水廻りだからこそ、キレイを保ってお住まいも健康的に、気持ちのいい毎日が送れるといいですよね。
2020/11/09
暮らし2020/11/09
こだわりと熱意で理想の形を手に入れよう
ユニットバスは大きさ・形の決まっているものをはめ込むため、在来工法と呼ばれるタイル張りの浴室に比べて自由度は制限されます。そこで、ユニットバスに交換するにあたり、我が家の浴室に二箇所もある窓をどうするかが問題になりました。従来の窓は大きすぎて、ユニットバスの形にはまらないとのこと。いっそのこと窓をなくしてしまうか、それとも小さくするか・・・。
窓は少し小さくしてでも残したい、窓を小さくした場合の外観も不自然にならないようにしたい、両親が不自由なく使えるようにしたいという譲れない要望があり、複数のリフォーム会社に相談。理想の形がうまく伝わらなかったり、要望が叶えられないと判断されたりすることもありましたが、各社からご提案をいただいた中で、ついに理想を叶えてくれるリフォーム会社を見つけることができました。
大きかった窓は、縦半分くらいの高さに変更。ブラインドはペアガラスの間に内蔵したので埃もたまらず、外からの光を自由に調整できます。また、ペアガラスのため浴室内は冬でも暖かです。もう一つの窓はユニットバスの浴槽とぶつかってしまうことから、浴室の真ん中にあったものを端のほうへ移動しました。二つの窓とも外から見た状態に違和感はなく、工事を行った形跡が全く残っていないのに驚きました。これぞ、私が求めていた形だと感動しました。
リフォーム会社を最終的に決定する際は費用面だけでなく、担当者がどのくらい自分の理想を汲んでくれているか、担当者との相性も重要なポイントです。私は思い描いていた理想以上の仕上がりを手に入れることができて大満足です。
リフォームを終えて
リフォームを終えて感じたことは、とにかく快適なこと。最新の設備は電気代・ガス代・水道代を抑えたエコ仕様で、かつ掃除がラクになるようにできています。今まで普通に行っていた面倒な掃除や光熱費の節約が、最新設備には機能として付帯されているので、日々の暮らしの手間が軽減されました。
壁紙の選び方についても、四面のうち一面だけを色柄の異なるアクセントクロスにするなど、30年前とは違ったデザインを取り入れて、トイレの狭い空間でも簡単にカフェ風やホテルライクに仕上げることができます。
理想の形をリフォーム会社の担当者に伝えて理解してもらい、最新機能や流行のデザインなどのアドバイスも聞きながら、一緒に作り上げていく過程も楽しいものでした。
また、今回のようにお風呂の床の段差を解消しバリアフリーにしたり、お風呂やトイレに手すりを設けたりする場合、条件を満たせばバリアフリー補助金・減税の対象にもなります。
信頼できるリフォーム会社をご紹介
コンシェルジュでは、「こんな感じにしたいけど実際にできるのかな」「こんなイメージにするには何をすればいいのかな」などのざっくりとしたご要望から、こだわりのある細かいご要望まで、お客様のご相談内容に適したリフォーム会社を複数社ご紹介しています。各社からの提案内容を比較検討していきながら、最終的に1社とご契約をされるまで無料でお手伝いいたします。水廻りのパック商品を提供しているリフォーム会社もご紹介できますので、お気軽にご相談ください。
生活をしていく上ではなくてはならないトイレ・お風呂などの水廻り、一新することで生活スタイルも一新されるはずです。まずは水廻りのリフォームから快適な生活を手に入れませんか。
関連するイベント
築30年を迎えたら「リフォームor建て替え」住まいの相談会
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住まいのことで色々と気になることはありませんか?
巨大地震がいつ起きてもおかしくない状態と言われている中、「耐震補強」は万全ですか?
築30年程度経過した木造戸建て住宅は大掛かりな耐震補強が必要になるケースが多いと言われています。
他にも、30年前の構造では断熱が不十分で「ヒートショック」の危険性もあります。
また、「間取りが使いにくい」「水廻りを一新したい」などお考えではありませんか?
住まいと暮らしのコンシェルジュでは、リフォームか建て替えか、方向性に迷ったら両方のケースについて具体的なプランをご提示しますので、納得して検討を進めることができます。
この機会にご希望やお悩みをお聞かせください。
■ ご予約制
■ 無 料
■ 平面図や敷地図など、現状の分かるものをお持ちいただくと、より詳しくお話を伺うことができます。
▽ご相談例を紹介しておりますので、併せてご覧ください。