計画的に検討しましょう
コロナウィルス禍、テレワークなどで在宅時間が増え、住まいを気に掛ける方が多くなりました。
特に戸建てにお住まいの方から、そろそろ外装のメンテナンス時期と考えつつも、仕事が忙しく、先延ばしになっていたが、家の外で出来る作業だから、この機会に検討したいとのご相談を多くいただいております。
戸建住宅では、築10年を目安に外装メンテナンスを検討するのがお勧めです。多くの分譲マンションでは新築時に長期修繕計画が立てられ、修繕費を積み立てていますので、その計画に合わせて進めていきますが、戸建住宅ではご自身で費用もタイミングも計画しなければなりません。ハウスメーカーの注文建築は、メーカー側である程度は計画されている場合もありますが、費用はご自身で準備しておかなければなりません。
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外壁塗装のタイミングっていつ?
外壁塗装のタイミングっていつ?
建物のメンテナンスで重要なことのひとつに『外壁塗装』があります。
なぜ外壁塗装をしないといけないのか?といいますと、外壁の塗膜には撥水作用があり、水が浸みていかないようになっていて、これが建物全体を守ってくれているからなのです。
経年劣化によりこの塗膜が薄くなったり亀裂が入ったりし、水が浸みていくようになりますと、外壁の劣化だけではなく、雨漏りの心配も出てきてしまいます。
雨漏りは、雨水の侵入により、クロスに染みをつけるだけではなく、カビの原因になったり、
住まいを支える大切な柱や筋交いなどの木部の腐食を起こしたり、ひいてはシロアリの繁殖の原因にもなります。
このような状況になる前に、定期的に外壁塗装をしておいたほうが良いのです。
一般的には、新築後10年から15年ごとに外壁塗装をすることを勧められておりますが、塗料の種類や日の当たり具合などでも塗装が必要になるタイミングは違います。
ご自分の目で見て、塗り替えの時期なのかをおおよそ確認することもできますのでご紹介します。
① チョーキング現象(外壁を手で触ってみると白い粉がついてきます)が起こっているか
② サイディングの繋ぎ目やサッシ廻りのコーキング材がひび割れているか
③ 外壁のクラック(ひび割れ)が出来ているか
④ 塗膜が膨れていたり、剥離しているところがあるか
これらの現象がどれか確認されましたら、外壁塗装を検討されることをおすすめします。
尚、外壁塗装に使われる塗料には様々な種類があり、性質、性能がそれぞれ違います。
① ウレタン塗料
価格が手頃ですが、耐用年数が短めなため、こまめに塗装をされたい方向け
② シリコン塗料
価格と性能のバランスが良く、定期的に塗装をする方向け
③ フッ素塗料
親水性があるので雨水で外壁の汚れを洗い流してくれる。
紫外線に強く、防カビ・防藻性がある。価格はやや高いが耐用年数は長め
④ 無機塗料
無機物を主成分としているため劣化が起きにくい。長持ちする塗料。
不燃性があるので有機塗料に比べると燃えにくい。ただし高価格。
再塗装出来ない場合がある。
塗料は種類が多く、年々新しいものも出てきますので、どれを選んで良いか判りにくいものですね。そんな時は的確に塗料の特徴(メリット、デメリット)を説明し、価格の違いをきちんと提案してくださる会社を選ぶことが大切だと思います。
特に、無機塗料のような技術的に新しい塗料は、メリットも多いですがデメリットとなる部分もありますので、今のご自宅の外壁塗装に向いているのかを、きちんと説明してくださるリフォーム会社をお選びください。
『住まいと暮らしのコンシェルジュ』は
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とお悩みのお客様に、しっかりご対応くださる提携パートナー会社をご紹介いたします。
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2020/06/12
リフォーム2020/06/12
会社選びや材料選びなど、どの様に進めたらいいか、インターネットで調べてもいろいろな見解があり、どの情報を信じれば良いか分からなくなってしまいますよね。
立地や使用材料により劣化の進みが異なりますので、同じ築年数の似た様な物件でも状態は様々ですから、その建物に応じたメンテナンスが必要です。
一見では気付かない劣化も専門家が点検すると、モルタルの外壁では塗膜の劣化であるチョーキング現象やクラックがあったり、サイディングでは繋ぎ目のシーリングが減っていたり、亀裂が入っていたりと、目視だけでも雨水の侵入が懸念される箇所を指摘されることもあります。特に木部や鉄部は外壁材より傷みが早く、腐食をさせないように注意が必要です。
近年では豪雨や猛暑などの異常気象も加わり、劣化が早いことも懸念されます。
外装メンテナンスは、不具合箇所が出てからでは費用が嵩みますので、お家の保護の為に定期的なメンテナンスを行うことがお勧めです。
複数の施工会社から相見積もりを取得し、しっかり検討をしましょう。
外装メンテナンス事例
築13年の戸建にお住まいのS様邸。そろそろ外装メンテナンスを検討されたいとのこと、風合いのあるジョリパットと呼ばれる外壁で洋風のお洒落な邸宅でした。見た目には少し汚れが目立ち始めた程度で、大きな不具合箇所は見受けられませんでしたが、屋根の点検の際に屋根の割れや欠けの多いことが分かりました。アスベストの使用が禁止されて間もない頃のコロニアル屋根の為、屋根材が脆いことが原因でした。
ご紹介したリフォーム会社では脆い屋根材と分かった為、屋根には登らず目視で点検をしましたが、直近で割れたと思われる箇所がみつかり、S様にお尋ねしたところ、先日、リフォームの飛び込み営業マンが屋根に登り点検をしたとのことで、その際に破損させてしまった様子でした。
割れが激しい為、ご紹介をした提携先3社ともに、屋根被せ工法(カバー工法)という既存屋根の上に新しい屋根材を被せる方法や、葺替え(屋根交換)の提案がありました。費用を抑える為に割れを接着し、塗装をする方法も検討をしましたが、屋根材自体が脆い為、次の10年後のメンテナンスまでに、更に状態が悪くなっていることが考えられます。
S様は長い目で考え、今回のタイミングで軽い金属屋根材での屋根被せ工法を選択されました。室内の不具合箇所もこの機会に修繕し、費用は300万程となり、まだ住宅ローンを支払い中の為、施工会社の無金利キャンペーンを利用し、分割払いをすることとしました。
この様に築10年程度の建物でも、大掛かりなメンテナンスとなるケースもございます。リフォーム材料もいろいろ開発され、メンテナンスフリーの商材もありますので、将来のメンテナンスも踏まえて取り入れることをお勧めします。リフォームは、ただ単に安ければ良いというものではありません。複数社からの点検結果と見積りを取得し、しっかり説明を聞き、納得のいく施工会社を選びましょう。住まいと暮らしのコンシェルジュでは、無料で相見積りの取得と会社選びの比較検討のお手伝いを致します。先ずはお気軽にご相談ください。
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住まいのことで色々と気になることはありませんか?
巨大地震がいつ起きてもおかしくない状態と言われている中、「耐震補強」は万全ですか?
築30年程度経過した木造戸建て住宅は大掛かりな耐震補強が必要になるケースが多いと言われています。
他にも、30年前の構造では断熱が不十分で「ヒートショック」の危険性もあります。
また、「間取りが使いにくい」「水廻りを一新したい」などお考えではありませんか?
住まいと暮らしのコンシェルジュでは、リフォームか建て替えか、方向性に迷ったら両方のケースについて具体的なプランをご提示しますので、納得して検討を進めることができます。
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