雨の多い季節、雨漏りについて知っておきましょう

雨の多い季節、雨漏りについて知っておきましょう

梅雨が過ぎると、今度は夏のゲリラ豪雨、そしてその後の台風シーズン…とこれからの季節は雨のニュースが続きそうですね。

「数十年に一度の、これまでに経験したことのないような雨」なんて言葉もニュースでよく耳にするようになりました。近年は東急沿線のエリアでも冠水や河川の氾濫などが発生し、一層身近な災害として感じられるようになった方も多いのではないでしょうか。

豪雨災害とまでいかなくても、もう少し身近に起こる話として「家の雨漏り」があります。コンシェルジュでも雨漏りの修繕についてご相談を承るケースは多々ありますが、実際どのような場面で雨漏りが起きやすいのか、日頃注意すべきポイントは何かをお伝えします。

雨漏りしやすい条件

家自体の劣化が原因で家のどこかに亀裂や隙間が生じると、その後継続的にそこから雨水が侵入するケースを思い浮かべる方も多いと思います。もちろん、そのケースも多いのですが、ある条件を満たす場合で降雨がある時のみ、雨漏りをするというケースも多くあります。

その条件で最も多いのは風の強い日の雨です。横殴りの雨や巻き上げるような風とともに雨が降ると、普段とは異なる方向から家に雨が降り注ぎます。そのため、通常は雨が入り込まない部分に水が入り込み、雨漏りを起こすという仕組みです。春の長雨の頃、台風の頃などによく起きます。

雨漏りのサイン

主に、窓であれば窓枠に生じた隙間から室内にじわっと水が出てしまう、居室であれば天井や壁に雨染みが出てくることで雨漏りに気づくことができます。この2つの兆候が多いのですが、もちろんそれ以外の場所に雨が侵入してしまうケースもあります。

雨漏りの対策は難しい

もし雨漏りのサインを見つけたら、早めに対処をしましょう。窓と外壁の間が原因と考えられる場合、その間をコーキングという材料で埋めれば比較的簡単に止水対応できるケースもあります。

天井や壁に雨染みが出た場合、その箇所が雨漏りの原因になっているとは限らないので注意しましょう。例えば天井に雨染みを見つけた場合、原因は数メートル離れた隣の部屋の軒裏の劣化部分だったといったケースもよくあります。侵入した雨水が構造材を横に数メートル伝わり、そして隣の部屋の天井に染みとなって現れる、といった現象です。そのため、止水するにはまず原因を突き止めることが重要になりますが、なかなか目視では断定しにくい部分も多く、放水試験といって実際にホースで外壁や屋根などに水をかけて雨漏りを再現させ、原因の箇所を特定する、という方法が取られるのが一般的です。

放っておくとどうなる?

雨水が室内側に侵入すると湿気やカビの発生を招きます。湿気が多いと虫などもつきやすくなり、構造にもよりますが最も怖いのは白蟻による侵食です。例えば木造の柱の場合、雨水が侵入しただけでも柱の強度は落ちますが、更に白蟻によって侵食されると柱としての機能を全く果たさない程度まで劣化してしまい、結果として家の傾きや倒壊を起こしかねないという怖いものなのです。

心配になったら

雨漏りが起きてしまったかも、と思ったらまずは点検をしましょう。点検をご希望の方はコンシェルジュで提携しているリフォーム会社をご紹介いたします。点検や調査の内容によっては別途専門スタッフを手配するなど費用がかかるケースもありますが、まずはコンシェルジュがお話を伺いますので状況をお聞かせください。

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