そもそもどちらかしか選択できないケースも
お住まいが築20 年を過ぎると、お子様が独立されるなど、ご家族の生活スタイルが変わり、「リフォーム」 した方がいいのか、それとも「建替え」 した方がいいのか、迷われる方が多くいらっしゃいます。
しかしそもそも、リフォーム・建替えのどちらかを「 選択できない」 または、「選択することが難しい」ケースがあります。
いくつか、そのポイントをご紹介いたします。
■建替えを「選択できない」ケース
建築基準法や条例の整備や改正で「建替えのできない土地」になってしまった場合です。
前面道路の広さや、敷地の道路に接している長さが足りない、などがありますので注意が必要です。
■建替えを「選択することが難しい」ケース
建築基準法や条例の整備や改正で「今より小さな家しか建たない条件になってしまった場合」です(建蔽率・容積率が
変わってしまった。道路が狭く、セットバックといって道路に土地を提供する必要があり、土地が小さくなった。な
ど)。
このような場合は、現在のご自宅よりもどのくらい小さくなってしまうのか、その生活空間で充分なのか、をチェックする必要があります。
建物の状態に拠っても
■リフォームを「選択することが難しい」 ケース
「シロアリ被害がある場合」や「地盤や構造に不安がある場合(築年数が古い、家が傾いている、雨漏りしている)」
などの場合です。
このような場合は、耐震補強が必要になったり、不具合を修正するのに費用がかなり掛かってしまい、建替えとほとん
ど変わらない、もしくは建替えの方が安くなるケースがあります。また、その後何年住み続けるか、耐久性にも注意が
必要です。
いずれも専門的なお話になりますので、すべてをご自身でチェックするのは難しいと思いますが、ご注意いただきたいポイントです。
一般的に、リフォーム費用が建替えの7割以上となる場合、建替えの方がよいと言われていますが、家の築年数、建物の構造、ご予算、希望の間取り・広さ、今後のライフスタイルによっても方針が異なってきます。
お困りの際はコンシェルジュまでご相談ください。