田園都市線は東京都渋谷区・渋谷駅から神奈川県大和市・中央林間駅まで9市区を結ぶ路線です。その中で宮崎台駅、宮前平駅、鷺沼駅が位置し、「人が好き 緑が好き まちが好き」のキャッチフレーズ、川崎市「宮前区」をご紹介いたします。
宮前区の歴史
1966年(昭和41年)4月に田園都市線(溝の口駅~長津田駅)が開通しました。1968 年(昭和43年)には東名高速道路・東名川崎インターチェンジが開通・開設され、急激な人口増と都市化が進みました。1982年(昭和57年)7月1日、高津区からの分区により宮前区は誕生し、2012年(平成24年)には区制30周年を迎えました。
人口232,474人、平均年齢44.4歳(令和元年10月1日現在)です。分区当時は人口148,056人でしたので、37年間で人口は1.6倍に増えています。
住みやすい街
宮前区の宅地開発は1953年(昭和28年)に始まりました。中でも、1958年(昭和33年)野川は、東急電鉄(現:東急株式会社)が手掛けた東急多摩田園都市開発第1号です。
鷺沼駅からは港北ニュータウンへのバス便も多く、渋谷駅まで急行で最短17分、各停で約30分の通勤通学に便利な立地です。宮前平駅、宮崎台駅からは都筑区、青葉区、高津区、中原区、麻生区、多摩区へ路線バスの乗り入れがあり、便利な駅として人気があります。
保育園や小規模施設、家庭的保育施設約65施設、公立小学校17校、公立中学校8校、県立高校1校と教育施設も多く(2019年10月23日現在)、子どもの受け入れ態勢が整っていて子育て世帯には住みやすい街になっています。
医療機関も多く、聖マリアンナ医科大学病院や有馬病院をはじめ90を超える医院・クリニックがあります。
1300年の歴史を持つ「有馬療養温泉」や神奈川県初となる温泉利用プログラム型健康増進施設「湯けむりの庄」で日帰り入浴も楽しめます。
名所や注目スポット
1977年から有馬地区と野川地区でトマト栽培の裏作としてメロンの生産が始まり、
1982年の高津区との分区時に「宮前メロン」と名付けられました。直売のみで市場には出回らないため、幻のメロンと言われています。宮前メロン兄妹のメローとコスミンが区制30周年記念の際に宮前区のPRキャラクターに選ばれました。
身近にある地域の宝を掘り起こし、地域への愛着を深めてもらおうと、みやまえカルタが作られています。区ではカルタの貸出しを行っているそうです。親子で楽しみながら宮前区のこと知ることができそうですね。
地域の方に人気な穴場グルメスポットは、川崎市中央卸売市場北部市場です。毎週土曜日7時30分から関連棟センター通りで「朝市」、毎月最終土曜日は「肉の日フェスタ」を開催しています。一般のお客様も買い物ができ、食堂も利用できます。掘り出し物に出会えるかもしれません。
宮崎台駅には親子で楽しめる「電車とバスの博物館」があります。子供たちに人気のNゲージジオラマでは、ご自身の車両を持ち込むこともできます。
東高根森林公園では弥生時代後期(3世紀頃)から古墳時代後期(6世紀頃)の貴重な遺跡とその周囲に広がるシラカシ林を散策できマイナスイオンを浴びることが出来ます。
参照資料:
宮前区の魅力はまだまだあります。まずは、散策して新たな魅力を発見してみませんか?