スマートホームはスマホや家電、専用の機器と連携して、より安全で快適な生活を実現できるテクノロジーです。
WEBやTVのCMで『デートのプレイリスト掛けて…』『明日の6時に起こして…』等のフレーズを耳にされたことがあると思いますが、あれもスマートホームの機能のひとつです。
数年前までは、家電メーカーとハウスメーカーが共同して提供する大掛かりなシステムだというイメージが強く、「スマートホーム」とう言葉自体、住宅展示場などでしか見聞きすることがありませんでした。しかも当時は、新築する際にあらかじめ導入しなければならない装置でしたが、近年では後から住宅設備に導入することも出来るようになり、一気に普及してきています。
スマートホームでできる機能とは
・スマート窓センサー
いつでもスマホで家の戸締りなどの様子を確認出来、異常検知時は大音量の警報が鳴ります。センサー設置も、窓・壁に貼るだけなので簡単。
・ネットワークカメラ
高齢の両親やお留守番のお子様、ペットの様子の見守りなどが可能。音声のやり取りができるスピーカー機能を持つものもあります。
・スマートスピーカー
スピーカーに内蔵されているクラウド型AI(人工知能)に話しかけることで、声だけで家電の操作や、インターネット機能を使う事ができます。
料理中など手が離せないシチュエーションでも、音声だけでスマートスピーカーに対応しているTV・照明器具・家電の操作が可能になり、音楽や映像を再生してくれます。
・スマートロック
スマホのアプリ操作や暗証番号の入力などにより、鍵の開け閉めができるだけではなく、離れた場所から鍵の施錠状況も確認できるため、防犯に役立ちます。
・健康管理、生活サポート
スマホのアプリでヘルススコアを管理。睡眠時間、心拍数、就寝中の呼吸数などを計測。食事をスマホで撮影すると、摂取カロリーが判る機能も。
この他の便利な機能としては、自宅の鍵だけではなく、照明器具やエアコンを外出先からコントロールする事も可能です。GPS機能を利用して、家族の外出時にはoff、指定のエリア内に入るとonになるよう設定しておくと、いちいち玄関前でバックの中から鍵を探さなくても良いですし、暗い中で照明のスイッチを探す必要もありません。
冬の帰宅前にエアコンをつけておけば、リビングが暖まっていますし、夏は涼しいお部屋に帰れます。
そんな快適な暮らしを、簡単に格安に手に入れることが出来るようになってきました。
高齢化先進国の日本では、暮らしのサポートに、スマートホームの普及も必要不可欠になってくると思います。
上手に取り入れることにより、快適で健康的な生活が期待できますが、スマートホームの機能はネットワークを介して制御しますので、ネット上のセキュリティ対策が必要です。そしてご家族のライフスタイルによっては、使用に不向きな機能もありますので、導入の際にはしっかりと検討しておきたいですね。
似た言葉でスマートハウスがありますが、こちらは省エネ・節約を重視した住宅を指し、スマートホームは利便性を重視した住宅を指すという違いがあります。ハウスメーカーには、このようなIoTやAIの導入を得意としている会社もございます。
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