お家の中は、危険がいっぱい!
この世に生まれてから死ぬまで、万物平等に歳を重ねていきますね。
生れたばかりの赤ちゃんに、ずっとこのままでいて欲しいと願ったり、逆に早く大きくなって欲しいと願ったり。いずれも思い通りにはなりませんが…。
ところで、人間が成長する上で「どんなところで生活していくか」ということはとっても重要です。
無垢な子どもにとって目に入るものすべてが五感を刺激する存在となります。
家は、子どもの発達に合わせて、好奇心をそこなうことなく事故を防止する環境を整えたいものですね。
例えば…
室内や玄関の扉は
0歳~2歳位までは開けたり閉じたりが楽しいだけでなく、大切なお母さんの姿を遮断する障壁に転じてしまう対象でもあります。衝突や指を挟む事故を防ぐよう子どもが後追いしてくると想定して、ゆっくり開閉することが大切です。
向こう側の様子がうかがえるガラスの入った扉だと、より安心ですね。
お家の中は、発見がいっぱい!
小さな子どもの手の届く範囲には、口に入れたら危険なものや大切なものは置かないようにしましょう。
子どもの成長は、いろいろなものを見たり(視覚)、手で触ったり(触覚)、口に運んだり(味覚)、匂いを嗅いだり(嗅覚)、振って音を確かめたり(聴覚)と、様々な感覚を刺激することから始まります。
やがて箱や引出しから、ものを出したり入れたりが楽しくなり、これが片付けや手伝いにつながっていきます。
子どもが自分でものを出したりしまったり出来るよう、使用する棚や引出しを子どもの身長に合わせて、使いやすい位置や高さに調整していくことが大切です。
例えば、リフォームする際に高さ調節が可能な可動式の棚を設置すると便利ですね。
子どもの自発的な動きを妨げない環境を整え手助けすることにより、楽しみながら片付けや手伝いができるようになっていきます。