今「環境未来都市」構想というプロジェクトが推進されています。その一環で「安心して暮らせるまちづくりを目指して持続可能な住宅地のモデルプロジェクト等」が横浜市で取り組んでおりますので概要をご案内させて戴きます。
「環境未来都市」構想
今後世界的に進む都市化を見据え、環境や高齢化対応などの課題に対応しつつ、
持続可能な経済社会システムを持った都市・地域づくりを目指し進められており、
環境や高齢化対応など人類共通の課題にチャレンジする都市として選定された都市において、
「誰もが暮らしたいまち」「誰もが活力あるまち」の実現に向け、取り組でいこうという構想で、
国の「新成長戦略(22年閣議決定)」に位置付けられた21の国家戦略プロジェクトの一つです。
構想の背景
世界の都市人口は急速に増加をみせ、現在世界人口の半数を占めていますが、国連によると、
その割合は2050年には約7割、約64億人に達すると予測されているそうです。
急激な都市化に伴い、様々な環境問題や都市問題を生じさせています。
課題先進国といわれる日本では、少子化とともに、急速に高齢化が進み、2050年には、65歳以上の高齢者が4割に達すると見込まれ、
社会の活力の維持や高齢者が健康で安心して充実した生活を送ることのできる都市・地域づくりが今後の課題となっています。
構想の推進
「環境未来都市」構想は、特定の都市を環境未来都市として選定し、21世紀の人類共通の課題である環境や超高齢化対応などに関して、
世界に類のない成功事例を創出するとともに、それを国内外に普及展開することで、
最終的には、持続可能な経済社会の発展の実現を目指すもので、特定の都市の一つとして横浜市も選定されています。
横浜市の「環境未来都市」構想の取り組みのひとつ「持続可能な住宅地モデルプロジェクト」について
前述の少子高齢化が進むなど様々な課題が顕在化している郊外部の住宅地をモデル地区として、
住み慣れた地域で誰もが安心して暮らし続けられるまちづくりを
「国・都市・事業者・個人・NGO・NPO・大学・研究機関・自治体」が連携を図りながら進めていく事としています。
横浜市では住宅地のモデルの持続可能な住宅地モデルプロジェクトとして
(ア) 大規模団地再生検討プロジェクト
①緑区十日市場町周辺地域 ②磯子区洋光台周辺地区
(イ) 鉄道沿線まちづくりプロジェクト
①田園都市線沿線(たまプラーザ駅北側地区) ②相鉄いずみ野線沿線地域
上記の4地区を選定しており、東急株式会社も十日市場周辺地域・田園都市沿線地区では参画をしています。
人々の生活の質を高めるコンセプトに基づき、持続可能な「誰もが暮らしたいまち」「誰もが活力あるまち」の実現に向けて、
私共コンシェルジュも微力ながら将来のまちづくりに関与させていただきます。
【参照】
http://future-city.jp/torikumi/yokohama/(横浜市 環境未来都市計画)
http://doc.future-city.go.jp/pdf/torikumi_city/yokohama_panel.pdf(環境未来都市構想)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumaikurashi/jutaku/sien/jizokukanoupj/tamaplaarea.files/0042_20181003.pdf(持続可能な住宅地モデルプロジェクト)