相続した実家や、将来相続するかもしれない実家が気になっている方は身近にいらっしゃいませんか?関係者には常に大きな「気がかり」であろうことは容易に想像できます。
住む人のいない実家が、「捨てられない物の置場」「不用品の大倉庫」になっていることは珍しくありません。こうした家の所有者は、家の維持管理費や税金などの費用を負担し続けることに葛藤を感じていらっしゃることでしょう。ここで捨てられない理由と負担について考えてみましょう。
捨てられない理由
物が無い時代を知っている世代は、今後使う予定が無い物でも手放すことに抵抗があります。「高額だったから」「もう二度と手に入らないから」「思い出がたくさんあって」と、様々な理由があります。
「物が多くあることは豊か」「捨てるのはもったいない」という価値観は物が乏しかった時代のものです。しかし経済的に豊かになった現代でも、その価値観を祖父母や両親から繰り返し聞かされて育った世代に大きな影響を与えています。多くの人が必要ではない物を捨てられない理由の一つではないでしょうか。「もったいない」の他には、「親族が家財の整理に協力的でない」「捨てる物と残す物を選別する体力と時間がない」等が捨てられない理由としてあげられます。
お金の負担と心の負担
物の置場となった実家を所有し続ける人の負担を考えてみましょう。
まずお金の負担ですが、税金や火災保険、水道光熱費、修繕費等があります。近隣とのお付き合いから、自治会費や庭木のお手入れ費用が必要なケースもあります。
次に心の負担があります。実家という大倉庫を所有し続けた場合、関係者は、税金等のお金以外に「気がかり」という心の負担も持ち続けます。常に「気がかり」がある状態は、集中力や意欲の低下につながります。また、楽しいはずの時間を心の底から楽しめないなど、幸福感の感じ方にも影響を及ぼす可能性があります。
現代は、物の価値より時間の価値が高い社会です。不要な物を所有している「気がかり」により、限りある人生の時間の質が低下するということは、物を捨てるより、もっともったいないことではないでしょうか。
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