【余剰電力の買取制度終了】みんなどうしているの?

【余剰電力の買取制度終了】みんなどうしているの?

最近聞かなくなった?!「太陽光発電(ソーラーシステム)」

昨今、自然災害が世界各地で起き、地震大国といわれる日本でも「ゲリラ豪雨」「線状降水帯」「スーパー台風」など、地震だけの備えをすればよい訳ではなくなりました。想定を超える災害が年々増加し、「自分の身は自分で守る意識=自助」の重要性もよく耳にするようになりました。

自然災害が発生した時に、切実なのはライフラインの復旧ではないでしょうか。
「自助」を考えた時、備蓄水、簡易トイレ、卓上ガスコンロ(ガスボンベ)など、一定のものは個人で備えができそうですね。電気もなくては困るのですが、これはなかなか容易に備えられるものではありません。

そこでクリーンエネルギーである太陽光発電をご自宅に採用される方が増えつつあります。この動きを後押しする形で、2009年11月に「太陽光発電の余剰電力買取制度」がスタートしました。これは太陽光で発電した電力の余剰分を、固定価格で10年間買取してくれる制度です。2012年には「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法(FIT法)」に移行し、太陽光に限らず、風力、水力、地熱、バイオマスの再生可能エネルギー源を用いて発電された電気を地域の電力会社(東京電力や関西電力など)が一定期間、一定の価格で買い取ることを義務付けた制度が実施され、太陽光パネルを設置される方が更に増えました。

余剰電力買取制度終了→早い方は2019年

2009年11月「太陽光発電の余剰電力買取制度」がスタートして10年が経過しました。したがって早い方で2019年から、10年の買取期間満了を迎え始めています。

みんなどうしているの?

ご存じの方も多いように、売電価格は年々下がっています。そのためでしょうか、「今まで売電していた電力を蓄電池に貯めたいと思っているのですが。」といったご相談も時折いただくようになりました。

また「太陽光発電の撤去を考えているのですが。」というご相談があり、お話を伺うと、ソーラーパネル設置箇所が原因と思われる雨水の侵入でお困りになられていらっしゃいました。まず、設置する場合は、長い期間にわたり屋外に設置する設備ですから、不測の事態も考えられますし、管理も考えて信頼できる会社に依頼するのも大切ですね。

場合により、一般的なソーラーパネルの寿命と言われる20年を待たず、撤去や屋根メンテナンスが発生することもあります。省エネ・創エネや経済効率、非常時の電源確保を期待して設置したソーラーシステムなのに、予想外のアクシデントで撤去になるのは忍びないものです。設備の重量と屋根の状況、そして家そのものの加重バランスなども検証しましょう。

順調に発電できれば、非常時の生活の支えになります。尚、システムごとに、非常時にどうやって電気を利用するかが異なりますので、普段から使い方を確認しておけるとよいですね。

余剰電力の買取制度は終了しましたが、電力の小売り全面自由化もあり、今は各家庭で電力事業者を選択して引き続き電力を買取ってもらうことが可能です。東急グループの「東急パワーサプライ」でも太陽光余剰電力買取サービスを実施しています。

「こんな相談できるんですか?」と切り出される方もいらっしゃいます。お住まいや暮らしに関することは、まずはコンシェルジュまでお気軽にどうぞ。

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【実例紹介】外装メンテナンスの必要性と築13年の戸建て事例をご紹介

【実例紹介】外装メンテナンスの必要性と築13年の戸建て事例を…

コロナウィルス禍、テレワークなどで在宅時間が増え、住まいを気に掛ける方が多くなりました。
特に戸建てにお住まいの方から、そろそろ外装のメンテナンス時期と考えつつも、仕事が忙しく、先延ばしになっていたが、家の外で出来る作業だから、この機会に検討したいとのご相談を多くいただいております。

戸建住宅では、築10年を目安に外装メンテナンスを検討するのがお勧めです。多くの分譲マンションでは新築時に長期修繕計画が立てられ、修繕費を積み立てていますので、その計画に合わせて進めていきますが、戸建住宅ではご自身で費用もタイミングも計画しなければなりません。ハウスメーカーの注文建築は、メーカー側である程度は計画されている場合もありますが、費用はご自身で準備しておかなければなりません。

会社選びや材料選びなど、どの様に進めたらいいか、インターネットで調べてもいろいろな見解があり、どの情報を信じれば良いか分からなくなってしまいますよね。
立地や使用材料により劣化の進みが異なりますので、同じ築年数の似た様な物件でも状態は様々ですから、その建物に応じたメンテナンスが必要です。

一見では気付かない劣化も専門家が点検すると、モルタルの外壁では塗膜の劣化であるチョーキング現象やクラックがあったり、サイディングでは繋ぎ目のシーリングが減っていたり、亀裂が入っていたりと、目視だけでも雨水の侵入が懸念される箇所を指摘されることもあります。特に木部や鉄部は外壁材より傷みが早く、腐食をさせないように注意が必要です。

近年では豪雨や猛暑などの異常気象も加わり、劣化が早いことも懸念されます。
外装メンテナンスは、不具合箇所が出てからでは費用が嵩みますので、お家の保護の為に定期的なメンテナンスを行うことがお勧めです。
複数の施工会社から相見積もりを取得し、しっかり検討をしましょう。

築13年の戸建にお住まいのS様邸。そろそろ外装メンテナンスを検討されたいとのこと、風合いのあるジョリパットと呼ばれる外壁で洋風のお洒落な邸宅でした。見た目には少し汚れが目立ち始めた程度で、大きな不具合箇所は見受けられませんでしたが、屋根の点検の際に屋根の割れや欠けの多いことが分かりました。アスベストの使用が禁止されて間もない頃のコロニアル屋根の為、屋根材が脆いことが原因でした。

ご紹介したリフォーム会社では脆い屋根材と分かった為、屋根には登らず目視で点検をしましたが、直近で割れたと思われる箇所がみつかり、S様にお尋ねしたところ、先日、リフォームの飛び込み営業マンが屋根に登り点検をしたとのことで、その際に破損させてしまった様子でした。

割れが激しい為、ご紹介をした提携先3社ともに、屋根被せ工法(カバー工法)という既存屋根の上に新しい屋根材を被せる方法や、葺替え(屋根交換)の提案がありました。費用を抑える為に割れを接着し、塗装をする方法も検討をしましたが、屋根材自体が脆い為、次の10年後のメンテナンスまでに、更に状態が悪くなっていることが考えられます。

S様は長い目で考え、今回のタイミングで軽い金属屋根材での屋根被せ工法を選択されました。室内の不具合箇所もこの機会に修繕し、費用は300万程となり、まだ住宅ローンを支払い中の為、施工会社の無金利キャンペーンを利用し、分割払いをすることとしました。

この様に築10年程度の建物でも、大掛かりなメンテナンスとなるケースもございます。リフォーム材料もいろいろ開発され、メンテナンスフリーの商材もありますので、将来のメンテナンスも踏まえて取り入れることをお勧めします。リフォームは、ただ単に安ければ良いというものではありません。複数社からの点検結果と見積りを取得し、しっかり説明を聞き、納得のいく施工会社を選びましょう。住まいと暮らしのコンシェルジュでは、無料で相見積りの取得と会社選びの比較検討のお手伝いを致します。先ずはお気軽にご相談ください。

2021/03/08

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【実例紹介】屋根からの雨漏り

【実例紹介】屋根からの雨漏り

今年は、長い梅雨が明けた後、猛暑の連続でした。
突然降ってくるゲリラ豪雨や大型で強い台風の到来に、このまま地球はどうなっていくのかな、と不安になってきます。

在宅勤務や休校等、家で過ごすことも多くなり、災害から身を守ることも含めて、住む場所、家について考えることも多くなっているのではないでしょうか?
また、気になっていることがあっても、そのままやりすごしていることはありませんか?この機会に家について考えてみてはいかがでしょうか。

例えば、外廻りについて…
外壁を触るとチョークのような粉がつき、ところどころにひびがある。
屋根の塗装が薄くなり、劣化してきれいに見えない。
台風の時、窓から水が沁みてこないように雨戸を付けたい 等々。

ひとつ事例をご紹介します。

ある日、玄関の天井に水がつたった跡を発見、気になりつつそのまま忘れていました。
すると今度は、大雨が降った後に天井の中央辺りからポタポタと水滴が…。石膏ボードの継ぎ目から水がしみて、その周辺部分が傷んでいるのに気づきました。

半年ほど過ぎたころ、いよいよ水滴が落ちる回数も多くなり、ご自身でハウスメーカーに依頼して原因を探っていただくことになりました。
コロニアル材の屋根に大量の水をかけて漏れてくる箇所がどこか確認しましたが、原因究明には至らず、築20年を過ぎていることもあり屋根全体に金属カバーをしてはどうかという提案があったそうです。

原因がわからないままというのも気になり悩んでいたところ、コンシェルジュにご相談され、新たにリフォーム会社のご紹介を受けました。

現地調査の結果、天窓の周辺の屋根材に少し劣化が見られるため、原因究明もかねて一帯を一度剥がして新しく張替え、残りの屋根部分は新塗料を上塗りするという提案でした。

原因を特定できるかもしれないという安心感もあり、結果後者のリフォーム会社に依頼をされました。

後日分かったことですが、雨漏りの原因は雨が天窓に当たる角度によって水切り金属板を超えて中に入りこみ、防水シートの劣化もあり、その切れ目から天井にしみて水滴となって落ちてくるものでした。
幸い、野地板(※1)の損傷もなく、防水シートと屋根を張り替え、他、問題のなかった部分は洗浄後上塗り塗装して美しくなり、無事に雨漏りの悩みからも解放されました。



家のことで気になっていることはありませんか?
そんな時はお気軽にご相談いただければと思います。


※1:野地板:スレートや瓦など屋根材の下地材

2021/03/08

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