最近はリモートワークも定着してきて、私たちが家で過ごす時間の中に、寛ぎを求める時間帯や、お仕事で集中したい時間帯などが混在するようになってきました。そんな時、香りで気持ちのメリハリをつけてみるのはいかがでしょうか？今回は「住まいと暮らしのコンシェルジュ」視点で、暮らしの中のアロマの使いこなし方をご紹介します。
自然の香りと、人工的な香りの違い
植物等の自然素材から抽出されるエッセンシャルオイル（精油）は、私たちの心身に様々な効能をもたらしてくれます。不思議なことに、人間の脳は天然の素材から作られた香りにはよく反応するのですが、人工的な香りでは同様の作用は起こらないことが知られています。こうした点から、香りで気持ちの切り替えをしたいときには、天然の精油を使うのがおすすめといえそうです。
お部屋とその日の目的で、香りを使い分ける
例えば、リビングに居るときに明るい気分で過ごしたい、家事もあるけど楽しくこなしたいという時には、グレープフルーツにローズを少しだけ混ぜた香りはいかがでしょうか。グレープフルーツには、気分をリフレッシュさせる効果やリンパの巡りをよくする効果がありますので、日中活動的に過ごすにはうってつけといえます。そしてローズの精油は少し高価ですが、心を穏やかに、そして前向きな気持ちにしてくれる香りとして、多くの方に愛されています。
仕事や勉強を頑張りたい時には、柑橘系の香りのブレンドをお試しください。オレンジやレモンの香りは、脳を活性化させてくれるといわれています。暑い時期には、ミントの精油を一滴添えれば、よりフレッシュな雰囲気に。眠気覚ましにも嬉しい香りで、しっかり集中して作業するにはぴったりです。お子様の勉強部屋に、ちょっと香らせてみるのもよいでしょう。
リモートワークになり、リビングで家事もするけど仕事もあって、家に居るときの気持ちのメリハリがつけられない…というお悩みをよくお伺いします。そんな時に、同じリビング空間の中でも、さっと空気や香りを入れ替えて、気持ちのスイッチを切り替えてみるのも素敵ですね。
そして夜、寝室にはサンダルウッドとラベンダーをふわりと香らせ、リラックスしてよい睡眠に誘ってくれる空間の演出を。入眠時に香りを楽しめればよいので、オイルの量は控えめにしましょう。朝方に香りが薄らぐくらいが丁度よく、そうすれば深い睡眠の後にすっきりとした目覚めの時間を迎えることができそうです。
このようにお好きなアロマを使って、家で過ごす時間に心地よい生活リズムとメリハリをもたらすことができたらいいですね。場合により、香りだけでは解決できず、リモートワーク用に仕事空間を作りたいという時には、コンシェルジュとご一緒に、リフォームやお住み替えのお話をしてみませんか。下記リンクの、リフォーム実例もぜひご覧ください。
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