前回は、「介護サービス申請」についてお話しましたので、今回は「介護サービス利用」のお話をいたします。
認定結果通知が届く
介護認定の聞き取り調査から約1か月後、認定結果通知と介護保険証が届きました。
通知書には、「要支援1.2」または「要介護1~5」または「非該当」の3つの認定区分のどれかと、認定の有効期限が記載されています。
要介護1~5の認定を受けた方で、在宅生活の継続を希望する場合は、ケアマネージャーを決め、どのようなサービスが必要か相談します。その後、ケアマネージャーが作成したケアプランを確認して、サービス事業者と契約します。施設入所を希望する場合は、利用する施設を選びサービス内容や契約内容についての説明を受け、施設と契約します。
要支援認定を受けた方は、自身の住まいの地域を担当する地域包括支援センター(地域ケアプラザ)に、介護予防ケアプランの作成を依頼します。
ケアプランの作成
母は「要支援」認定でした。「要支援」とは、部分的な介助を必要としながらも、基本的には独力で生活できる状態、または、日常生活動作にやや衰えがみられる状態です。適切な運動や生活習慣の見直しによって、要介護状態の予防が見込まれる方です。
早速、地域包括支援センター(社会福祉士、ケアマネジャー、保健師等の専門職がいます)へ連絡を入れ、担当者(保健師)の自宅訪問日が決まりました。訪問日当日は私も同席して、地域包括センターの担当者(保健師)と、重要事項を読み合わせ、ケアプラン作成依頼の契約をしました。
その後、担当者(保健師)から母へ、認定調査時とほぼ同様の質問がありました。私からは、母が今困っていることや、今後も住み慣れた家で自立した生活が送れるには、どのような手助けが必要か、相談しました。
担当者(保健師)からのご提案と母の希望で、リハビリ中心のデイケアセンターを2か所、見学することになりました。身体機能の低下を防ぐのが目的です。
親の介護は、期限が分かりません。家族でサポートするのはもちろんですが、外部の手を借りることも必要です。困った時に、専門家から適切なアドバイスがもらえることで、気持ちの負担が減ります。
母が地域の方々との交流で毎日の生活に張りが生まれ、元気な笑顔で長生きしてくれること、
これが我々家族の願いなのです!