これから結婚するカップルから、新婚生活をスタートする住まいについて相談がありました。目を輝かせてうれしそうに新生活への期待をお話されるお二人に、私自身もうれし楽しい気分になります。住まいや暮らしについてご希望をおうかがいし、新生活スタートの住まい探しをお手伝いしました。
楽しく暮らしていらっしゃると思いますが、実際に一緒に生活すると驚くこともたくさんあるものです。想像できたことも想定外のことも、将来住み替えを検討する際に貴重な経験になります。そこで、新生活で意識すると良いと思うことを3点ご案内します。
①二人の暮らしに必要な距離感を意識する
他人との間にストレスを感じる距離感には、個人差があります。いつも家族が近い距離にいる環境で育った人と、一人の空間を重視する環境で育った人とで違いがあることは容易に想像できます。
パートナーと暮らすためにお互いにどのくらいの距離感があると快適か、生活の中で実感してみないとわかりません。お互いがストレスを感じずに過ごすために必要な空間や広さを意識してみると良いと思います。
②持ち物の量を意識する
手元に置きたい物の量には個人差があります。趣味の物が多い、本が多い、ファッション関係の物が多い、よく買ってよく捨てる、捨てられずに貯めるなど、人それぞれです。洗面化粧台に置きたい物が自分にとっては「ちょっと」でもパートナーから見ると「こんなにあるの?減らして欲しい」かもしれません。自分にとって必要な物をパートナーに理解してもらう努力も必要ですが、相手が必要と思う物と気持ちを大切にしてあげたいですね。
夫婦それぞれが必要と考える収納の場所やスペースは、間取りや広さにも影響します。お互いが必要な物の量や収納スペースについて意識すると良いと思います。
③長期的な家計を意識する
二人の暮らしにどのくらいのコストがかかるのか、実際に暮らしてみないとわかりません。住居費、食費、光熱費、通信費、美容やファッション関連、趣味やお小遣いなど、平均値や一般論ではなく自分たちの場合はどうなのか、家計を記録して確認しましょう。
家計を半年程度記録したら、FP相談のライフプランシミュレーションを受けることをおすすめします。今後どのくらい住宅費を負担していけそうか、どのくらい子どもの教育費をかけられそうか、旅行などのレジャー費の余裕はあるか、貯蓄や運用はどうするかなどを具体的に検討しやすくなります。特に住まいにかけられる費用を把握することは重要で、購入の場合も賃貸の場合も予算の根拠がはっきりします。シミュレーションでは、若い方には意識しにくい老後の家計も話題に出ますから、新生活をスタートしたら早めにお金に対する意識を夫婦で共有されると良いと思います。
このように、実際に新生活をスタートしないと確認できないこともあります。コンシェルジュは、新生活のスタート時も、その後のお住替え時も、皆さまの住まいや暮らしへのご希望をうかがい、条件整理や住まい探しをサポートいたします。ご相談をお待ちしております。
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◇ 駅も近いし、場所は便利なんだけど、家賃がもったいないな~
◇ もうすぐ賃貸の更新!その月は2倍の家賃・・きついな~
◇ 好きな絵を飾りたいけど、壁に穴を開けるのも・・
◇ 老後はどうなる?歳を取るとなかなか貸してくれないっていうし・・
◇ 家で過ごす時間が増えたし、もう少しくつろげるような家がいいなぁ
…と毎日の生活でこれから先の事をいろいろと考えてしまいますよね。
ご事情は人それぞれですので、必ずしも全員が購入がいいわけではありません!
私達コンシェルジュは営業ではありませんので、
お客様に歩み寄って、最適なお住まい方のご提案をさせていただきます。
もし購入がベスト、ということになりましたら
なにから始めればよいのか、1からアドバイスをさせていただきます。
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コンシェルジュが個別にご相談を承ります。
みなさまのご予約をお待ちしております。
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お客様からのご相談で多い内容の一つが、購入予算の目安を知りたいというものです。お話していると、自己資金をもっと増やさないと希望の条件は難しいねということがよくあります。
夫婦共働きで、堅実に自己資金を貯蓄できているご夫婦がある一方、まったく貯蓄に関心が無いご夫婦もいらっしゃいます。もちろん、前者のほうが安心して住宅購入の検討へと進めます。日頃からお金の使い方をどのくらい意識しているのかの違いが、住宅の予算検討をきっかけに見えてきます。貯蓄が上手くできていない方に向けて、具体的に支出のどこを意識すれば良いのか、よく話題になるポイントをご紹介します。
支出は、次の3つに分類できます。
1.生活するために最低限必要な支出
2.自分の時間を自由に使うための支出
3.楽しみのための支出
1の「最低限必要」と2の「時間を自由に使う」の境界にかなり個人差があり、お金が貯蓄できている人ほど意識できているように思います。家事を自分でするかアウトソーシングするかの違いです。
わかりやすい食費を例にあげてみましょう。意識するのは、時間と費用です。料理を自分で作る自炊か、お総菜を買ってくる中食か、飲食店での外食かを考えてみます。自炊に必要な時間は、材料の買い物、調理、後片付けの時間です。支出は材料費です。中食に必要な時間は、買い物の時間です。不要になった調理や後片付けの時間を自由に使えますが、支出は自炊より増えます。外食では、自炊や中食で必要だった時間を自由に使えますが、支出額はかなり増えます。
このように、食事の用意にかける時間と行為を減らすほど支出が増え、自由な時間が増えます。家事労働をアウトソーシングするということは、時間を買うということなのです。外食の費用には、食材費以外に、お店で働く人の人件費や教育費、広告費、お店の賃料、物流に関わる費用など様々な費用が含まれるため高額になります。
貯蓄が上手くできない人の傾向として、中食や外食が多いことがあげられます。自炊するのが面倒と感じた時、お金で時間を買うほどか、自問自答してみましょう。少し支出を抑えたいから自炊しようと思うか、時間が欲しいから外食するか、自分で考える習慣をもつことが大切と思います。
食事以外に、お掃除、クリーニングなども、どのくらい専門業者に依頼するかで、支出と引き換えに得る時間が変わりますね。必要な時間を考えると外注したほうが合理的な家事もあると思います。持ち帰り総菜や外食には多くの選択肢があり、自分では作らない料理も楽しめますから、頻度や金額を意識して利用しましょう。
3の「楽しみのための支出」で、貯蓄が上手くできない方に共通している一つがカフェの利用頻度です。深く考えずに外出先でなんとなく利用しているようです。「楽しみのため」「誰かと会うため」という目的ではなく、「なんとなく」寄ってしまうことが行動習慣になっています。
最近は、どこへ行ってもカフェがあり、多くの人で賑わっています。店内で飲食せずに、商品を持ち歩く人も珍しくありません。支払いもキャッシュレスで支出の実感が薄れています。しかし、手軽さはいつしか無意識の習慣となります。この習慣から逃れたい方は、カフェ費用を記録することから始めましょう。同時に、ペットボトル飲料を持ち歩いて、「飲み物を買うためにカフェに寄る」を減らすと良いでしょう。意識的な行動の継続が、きっと見える成果につながります。
2020/08/03
お金に関すること2020/08/03
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住宅購入にあたって、まずは“予算”を検討される方も多いのではないでしょうか。
現在のお支払家賃を念頭に置き『このくらいなら払えるかな?』と考えて
ローン借入額をイメージされてらっしゃる方が多いようです。
また、物件見学時に不動産会社の営業マンから『年収の○倍までなら借りられますよ!』と言われ、
『そうか、自分はこのくらいのローンが組めるのだ!!』と、購入可能額のイメージを持たれる方も多いと思います。
でもそれで本当に大丈夫でしょうか?
あくまで予算なので、細かいところまで突き詰める必要はありませんが、
想定される事柄は、最低限盛り込んで考えたいものですよね。
物件選びにばかり気持ちが行ってしまい、肝心な資金計画がおろそかになっていませんか?
月々の支払家賃や年収から、借入可能額を知ることは、間違いではありません。
ただ、個々の家庭に応じた“環境≒ライフスタイル”も、そこに加味していくことを忘れないでください。
同じ年齢・年収でも、家族構成をはじめ、世帯ごとに様々な“背景”があり千差万別です。
※同居の可能性がある 長男なので将来親の面倒を見なければいけないなど。
また個々の価値観も当然に違いますから、“支出額”や“貯蓄額”も全く違います。
※子供の教育費は惜しまない! 年金なんてアテにできないから自分で資産形成したい! など。
ご本人達では、尋ねられなければ見落としてしまうちょっとしたこと。
でもこのちょっとしたことが“ちりつも(塵も積もれば山となる)”なんです。
不動産会社で教えてくれるのは、年収等をベースにした借入可能額です。
でも、そこが落し穴なのです。
借りられる額と住宅ローンを返済しながら生活するイメージと、
実際のローン支払いがスタートすると『ギャップがあった。』と仰る方も少なくありません。
実際、不動産を所有すれば毎年“固定資産税・都市計画税”がかかりますし、
マンションの場合は“管理費・修繕積立金”、
戸建の場合も定期的な屋根・外壁塗装などの“メンテナンス費用”がかかります。
このように、はじめて不動産購入をされるお客様にとっては、気づきにくいことがたくさんあります。
そこで、住まいと暮らしのコンシェルジュで、
ファイナンシャルプランナーによる無料の個別住宅資金相談をご利用になりませんか?
お客様とご一緒に、お客様の立場で考える
中立なコンシェルジュサービスだからこそのアドバイスと安心感を、
ひとりでも多くのお客様に感じていただきたいと思っています。
2020/03/01
お金に関すること2020/08/03
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3大支出とは「教育資金・老後資金・住宅資金」です。それぞれの特徴をみていきましょう。
コラム最後に実例紹介もご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
子ども1人あたりの教育費は最低でも約1千万円と言われます。
水泳やダンス、英語教室、ピアノ等のお稽古事からはじまり、小学校高学年頃になると学習塾等も増えてきます。受験となると補修や夏期講習なども加わりうなぎ上り。大学入学で教育費のピークを迎えます。
さらに海外留学や、医学薬学系への進学、もしくは浪人などなど、予定外の出費があるケースもありますね。
こんなこと予定していなかった!私の時代と違う!と思われる親御さんも多いことでしょう。
「人生百年時代」とは最近よく聞く言葉です。
2018年の日本人の平均寿命は女性が87.32歳、男性が81.25歳で、いずれも過去最高を更新 (厚労省発表)し、これから先さらに伸びると言われています。
それだけ老後生活も長くなるということですね。
将来、今の生活ペースのまま時間が大幅に増えたら、、、楽しみはお金と仲良し。やはり多少の余裕は欲しいものです。
教育資金、老後資金に比べ、唯一確実に予定を立てられる資金です。
住宅費用の高い安いにとどまらず、支払いのタイミングもコントロールできるので、ライフプランニングにうまく組み込みたいものです。
例えば、最近の晩婚化でお子さまの教育費のピークが定年後!というケースもあります。
そんな場合は住宅ローンを急いで返済せず、教育費などの大きな出費が終わった後で、退職金で繰り上げ返済することもできます。
また、一生賃貸の場合は老後生活の収入と支出のバランスをあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
一般的には、住宅を購入し、定年までに住宅ローンを返済、老後生活では基本的に住宅費用支出がないほうが安心かもしれません。高齢者が賃貸を借りることに制約がある場合もあります。
また、ずっと社宅住まいで、退職と共に住宅購入を考える方もいらっしゃいます。
その場合は住宅ローン利用が難しい、もしくは少額しか借りられないこともあります。できれば住宅費補助等により負担が少ない分で、「全額キャッシュで購入」を目指し着実に準備をしておきたいものです。
このように、事前の想定、準備がとても大切なのです!
2020/04/08
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シリーズでご紹介している「実例紹介 人生の三大支出と資金計画」、第3回目は共働きのCさんご家族をご紹介いたします。
今回ご紹介するCさん家族はマイホームを購入するか賃貸のままか迷っているというお悩みです。現在社宅にお住まいで家賃補助があり、実負担は7万円/月。マイホームを購入すると家賃補助がなくなり、例えば6,000万円の物件を購入した場合は住宅ローンの返済額として、確実に今よりも負担額が上がってしまいます。購入した場合の負担額が上がることへの不安があり、家賃補助のある間は賃貸のままとした方が良いのか、それとも早めに購入すべきかと決断のタイミングに迷っています。
■ご家族構成
夫:32歳(年収600万円)
妻:30歳(年収180万円)
■購入物件のご要望
6,000万円の新築マンション
貯蓄:500万円
家賃:7.0万円/月
生活費:15.0万円/月
お小遣い:夫、妻ともに3万円/月
まずご家族構成ですが、現在3歳のお子さまが1人です。このまま3人家族かもしれないし、もう1人増える可能性もありそうです。そのため、ここでは2年後にもう1人増える想定でシミュレーションしてみましょう。お子さまは高校まで公立、大学は私立の想定で、教育資金として1人あたり約1,200万円かかります。奥様の働き方として、お子さまが小学生までは年収180万円、中学生になるとフルタイムで年収300万円からのスタートで定年まで働く想定です。
年度別収支:物件価格6,000万円の場合
金融資産残高:物件価格6,000万円の場合
上のグラフは年度別の収支を表したもので、横軸は年齢を表し縦軸は収支の各金額を表します。また、赤い折れ線が収入、色別の棒グラフが支出になります。色の内訳は大きくオレンジは生活費、その下のベージュ・茶色が税金・社会保険料、青が住宅ローン、緑が教育資金、ピンクが車の買い替えや旅行・リフォーム費用などの支出になります。
下のグラフは金融資産残高を表し、横軸は同じく年齢、縦軸は金融資産残高の合計を表します。つまり、0を下回ると赤字つまり資金ショートを起してしまいます。
シミュレーションをしたところ、予算6,000万円の想定で収支問題なさそうと分かりました。現在家賃補助があり、相場よりも住宅に関わる負担を抑えられている分、貯蓄ができる環境です。このまま賃貸に住み、貯蓄のできる環境をキープしていくことも有効な手段です。注意点としては、住宅ローンの返済期間を最長の35年とすると、完済年齢は67歳になりますね。Cさんは65歳が定年ですので定年後に住宅ローンが残る計算になります。もし購入時期を3年後、5年後とすると完済年齢が遅れます。その場合でもCさん家族の場合は繰り上げ返済が可能な収支計算ですから、定年を迎える前に完済してしまった方が安心かもしれませんね。
また、すぐに購入しても収支問題ないと検証できましたので、購入するタイミングは「気に入った物件があったらそのタイミング」で良いのではないでしょうか。あまり先延ばしにはせず、家賃補助があるうちに気に入る物件を見つけて購入する計画で考えてみるのはいかがでしょうか。
シミュレーションを実施し、Cさん家族は何をきっかけに購入を決断すれば良いのか頭の中がすっきりしたとおっしゃっています。購入のタイミングを迷う場合、資金計画のシミュレーションは1つの判断材料として有効ではないでしょうか。
住まいと暮らしのコンシェルジュでは提携するファイナンシャルプランナーと共に資金計画のシミュレーション(ライフ・プランニング)を実施しております。中立な立場のコンシェルジュと一緒に「無理のない予算」を見つけませんか。初回相談時に資金計画のシミュレーションをご希望の場合は「ライフ・プランニング希望」とお申し付けの上、来店ご希望日の日程候補をいくつかお知らせください。また定期的に「住まいの予算の決め方「個別」住宅資金相談会」を開催しております。こちらからもお申込みいただけます。(リンク先が表示されない場合、次回開催日は未定です。)
2020/02/24
お金に関すること2020/08/03